新生児の手は恐ろしく小さい。その手に付いているツメは、当たり前だけどもっと小さい。
爪は米粒を二つ並べたくらいの大きさで、薄くて柔らかい。紙石けんみたいな質感だ。
そんな初々しいツメなんだけど、伸びていると顔が引っかき傷だらけになってしまう。
日に日に変わる赤ちゃんの顔を、写真に残しておきたいんだけど、引っ掻いた跡がすごく気になる。
赤くみみず腫れのようになって痛々しい。
写真くらいの爪の長さの時に、助産師さんに相談したら「これ以上切ったら血が出ます」と言われた。
じゃあ手袋をした方が良いでしょうかと尋ねると、それも良くないと言う。
手指を自由に動かしたり、あちこち触ったりすることで、神経の発達を促すからだそうだ。引っ掻き傷よりも、神経を発達させることの方が大切。柔らかいツメで引っ掻いても、たいしたキズにはならないから大丈夫とのこと。
たしかに、朝できたひっかき傷は、夕方には無くなってたりするね。さすが赤ちゃん肌の回復は速い!