新生児の肌は、黄色味を帯びていることがある。
これは ”新生児黄疸” といって、生後2週間ほど続く生理現象。
我が子は1ヶ月ほど黄色っぽい肌をしていた。特に白目の部分の黄色さが目立つ。
心配になって1ヶ月健診で聞いてみたら、先生が目の辺りを調べてくれた。結果、問題ないと言われる。
母乳で育てている場合は、黄疸が長引くことがあるようだ。
我が子の黄疸は、それから徐々に薄くなり、2ヶ月頃には完全に消えていた。
大人の黄疸なら疾患が疑われるけど、新生児の黄疸は、ほとんどが生理的なもの。
胎内では、胎盤を通じて酸素を得ている赤ちゃん。
胎盤から酸素を得るのは、呼吸によって直接酸素を得るよりも非効率的なので、赤ちゃんの血液には、酸素を運ぶ「赤血球」が多くなっている。
出生後に肺呼吸に切り替わると、血液中に「赤血球」が多すぎる状態になるため、余分が破壊される。
破壊された赤血球の赤い色素「ヘモグロビン」は、体内で黄色い色素の「ビリルビン」に変化する。
過剰な黄色い色素で、皮膚が黄色く見えるのが ”新生児黄疸” 。