ある秋晴れの日、東京湾の人工島にある「東扇島東公園」に行ってきました。
場所は、神奈川県川崎市東扇島。
昭和に埋め立てられた「東扇島」は、現在、川崎港の一部として機能しています。
島に民家は無いため、人通りはほとんどありません。
巨大な物流センターや工場が立ち並び、大型トラックがゴウゴウと行きかう、首都圏の物流拠点になっている島です。
そんな島の中には、オアシスのような憩いの場があります。
コミュニティー施設「川崎マリエン」や、東扇島東公園、西公園、中公園などです。
この日は、釣りが楽しめる「東扇島西公園」に行った後、
人工の砂浜がある「東扇島東公園」を訪れることにしました。
東公園マップ
東扇島東公園の地図です。
公園は、畳んだ扇のような形になってますね。
扇の持ち手部分、地図右端の青い三角形が「人工海浜」です。
バーベキュー広場
公園に入ってすぐ、広々とした芝生上にあるのが「バーベキュー広場」です。
「完全予約制」と書いてあります。
炉の使用には、事前にWEB上での申込みが必要です。
川崎市の施設申込サイト「ふれあいネット」から、空き状況の確認や、予約ができます。
野外炉は、10区画が常設されています。
コンロを持ち込める区画は、20区画あります。
この日は結構空いているように見えました。
開放感のある、広々としたスペース。緑の芝生が爽快です!
多目的広場
多目的広場には、広々としたグラウンドが二面あります。
子供たちが、サッカーの練習をしていました。
って、さっきから ”広々とした” って言い過ぎですよね。
でも、本当にその言葉しか出てこなくって。
都心と比べると、この公園、もうありえないくらいに、だだっ広いんです!
人はそんなに多くはないから、一人あたりのスペース広すぎです。なんて贅沢!
グラウンドの面積は、約9,000m²が2面です。
災害時には、物資輸送中継基地エリアとして使用されるそうです。
公園外の釣り客
東公園は、釣りが禁止されています。
釣りを楽しみたい方は西公園か、浮島つり園へどうぞ~。
公園外に隣接した波止場では、釣りを楽しむ方々の姿が見えます。
潮風デッキとフレアスタック
潮風デッキです。
青空の下、潮風に吹かれながら、お散歩するのも良いものですね。
後ろの方には、風力発電のプロペラが見えます。
小型の風力発電機「ニッコーNWG-4K」です。
発電された電気は、園内の水質改善に使用されています
潮風デッキの対岸にある鉄塔からは、勢いよく炎が出ています。
燃えあがる炎を見て、子供たちが「火が出てる~!」と大騒ぎ!
この鉄塔は「フレアスタック」といって、燃料施設で余ったガスを燃やす塔なのです。
浮島町にある、東燃ゼネラル石油の施設です。
中東の映像なんかで良く見る塔が、こんなところで見られるとは。
ドッグラン(わんわん広場)
面積1,850m²のドッグラン、わんわん広場です。
写真では判りませんが、大型犬と小型犬の区画に分かれているそうです。
ドッグランを利用するには、事前の利用登録が必要です。
・東扇島東公園わんわん広場の利用登録について
人工海浜「かわさきの浜」
さて、人工の砂浜「かわさきの浜」に着きました。
堤防で三角形に囲まれているので、波もなく穏やかな浜辺です。
工業都市としての発展と引き換えに、砂浜を失った川崎市。
この人工海浜が整備されて、半世紀ぶりに川崎に砂浜が復活したんだそうです。
幅約180メートルもある、立派な砂浜です。
素足になって、波打ち際で遊ぶ娘達。
この砂浜では通常、潮干狩りも楽しめるようです。
遊泳や釣りは禁止。ペットの侵入も許可されていません。
磯場
砂浜の片隅には磯場もあります。
人工的に作った磯ですが、海の生き物がたくさん住みついています。
子供たちが、カニ釣りなどして遊んでいます。
潮干狩りの一時禁止について
2015年5月に起こった、石油タンカーのオイル流出事故のため、
現在、潮干狩りは禁止されています。
設置されている看板によると
2016年3月頃に、潮干狩り解禁の是非が発表されるようですね。
子供向け遊具
子供向け遊具もあり、最後に遊んで帰りました。
西公園&東公園で遊びまくった娘たちは、帰途につくやいなや、
バッテリーが切れたかのように、眠りこけてしまいました。
良く遊びました。今度はもっと遊び道具など準備しようと思います。
注意事項
・園内全域で釣り禁止。
・ラジコンヒコーキ等の使用禁止
・花火などの火気使用は厳禁(バーベキュー場のみ炭火使用OK)
・潮干狩りでは幅15cmを超える貝採り用具(くまでなど)は使用不可
・潮干狩りでは殻の長さ2cm以下のアサリは採取禁止
・潮干狩りで1人が1日に採取できるアサリの量は2Kgまで