前編からの続きです。
式根島滞在も、あっという間に五日目になってしまいました。
大浦キャンプ場で過ごす、最後の夜になります。
六日目は民宿に泊まって、翌日に大型客船で帰る予定にしています。
五日目
お天気は曇り。
風があり、いつもより少し肌寒く感じる日でした。
泊(とまり)海水浴場
午前中、泊海水浴場に行ってみることにしました。
泊海岸は、二枚貝のような形の入り江を持つ、小ぢんまりとしたビーチです。
遠浅で波はほとんどありません。小さな子供の海遊びには、ちょうど良い場所ですね。
島のプライベートリゾート風な落ち着いた雰囲気が素敵です。
一日だらだらしたい。
しかし子供達には水が冷たかったらしく、すぐに上がることになりました。
キャンプ場に帰って、昨夜の魚を料理することにします。
昨夜の釣果を調理
昨日の赤イカ、一番大きいやつです。
一晩経って、イカの透明感がなくなり、表皮は赤くなりました。
まさに赤イカ!
関東で「赤イカ」と呼ばれるこのイカ、正式名称は「剣先(ケンサキ)イカ」です。
釣り先生の話によると、東京ではまずスーパーには並ぶことは無い、高級食材だそうです。
サバはすでに痛みかけていました。危なかった。
一応血抜きはしていたんですが、一緒に内臓も抜いておくべきでした。
串に刺して、塩焼きにします。
長女が自力で釣り上げたハタンポです。
これも塩焼きにします。
みんなで一口ずつ頂きましたが、ハタンポ美味しいですね。
ちょっと小骨が多いけど、身は柔らかくて良い味でした。
長女も大満足です。
赤イカは、刺身とカレーにします。
赤イカの切り身&ゲソと、取っておいたイカの墨袋で、イカスミカレーにしようと思います。
赤イカうますぎ!
赤イカのお刺身です。
絶品でした。
今まで、寿司でも刺身でも、イカの存在って脇役でした。正直、あんまりイカを美味しいって感じたことがなかったんですよね。子供達もイカは嫌いで、刺身も寿司も食べませんでした。
それが!子供たちがバクバク食べてる!お箸が止まらない!
ナタデココみたいな食感で、透明感があって、ねっとりと甘いんですよね。
それでいて歯切れが良くて、サッパリしているというか。イカが後を引くってはじめてです。
子供たちは、イカ嫌いを克服することができました。
はじめてのイカ釣り体験で、本当に良い経験をさせてもらいました。
式根島の豊かな海と、釣りの先輩たちに感謝です!いろいろと教えていただいてありがとうございました!
夏休みの絵日記
長女が、夏休みの宿題をしています。
小学一年生は、まだ絵日記は二日分だけで良いそうです。
両日とも、式根島の思い出になりそうです。
イカスミカレー
夕食は、仕込んでおいたイカスミカレーです。
これもまた絶品でした。
赤イカと野菜を炒めて、バーモントカレー甘口を放り込んだだけなのに、旨みがすごい!魔法がかかったみたいに美味しくなってました。マジです。鍋にこびりついたカレーを捨てるのさえ憚られるような美味しさでした。みんな無言でがっつきました。
大浦海岸で花火
食後は、大浦海岸で花火を楽しみました。
今年のキャンプを〆るイベントです。
六日目
とうとう来てしまいました。
キャンプ撤収の朝です。
式根島の麦焼酎
式根島の麦焼酎「神引」です。
製造しているのは、大正15年創業、新島の酒造会社「株式会社宮原」さんです。
昨年飲んだ「しきね」というイモ焼酎も、こちらで作っているみたいですね。
民宿げんべい
式根島最後の夜は「民宿げんべい」に泊まります。
お風呂に入って、美味しいご飯を食べて、虫の居ない寝床で、清潔なお布団でゆっくり寝て、キャンプの汚れと疲れを取ります。帰りの船は、心身共にサッパリして乗りこみたい!
げんべいさんは、前回、電動自転車をレンタルしたお店と同じ経営です。
町の中心にあるレンタルショップから、少し離れたところに民宿があります。
コの字型に建物が並んでいて、中庭ではテーブルで寛いだり、洗濯物が干せたりします。
私たちは離れに泊まりました。
夕ご飯をいただきます~。
大人用の夕食です。食べきれない!
幼児用のキッズプレートです。
子供が好きなものばかりが並んでいます。
全体的に黄色い感じ。オムライスなのにご飯よそった笑
七日目
帰京の朝を迎えました。
台風接近のため、キャンプ場が閉鎖になることが決まり、大型客船はすごく混んでいました。
東海汽船・株主割引乗船券
帰りの便は、二等和室にしました。
東海汽船の株主優待でいただける「株主乗船割引券」を使って、チケットを購入しました。繁忙期の7~8月は、所定運賃の25%引きになります。その他の月は35%の割引です。
大型客船「さるびあ丸」の二等和室(式根島-東京)の片道料金は、大人5,250円、小学生2,630円になりました。
基本、座席が要らない6歳未満の乳幼児はチケット不要ですが、乗船票は必要です。
乗船前に、窓口で「乳児・幼児用乗船票」をもらって、必要事項を記載しておきます。
野伏港より出航
野伏港で船を待ちます。
今回の式根島キャンプ旅は、お天気にも恵まれ、海の幸にも恵まれ、たいしたケガもせず、子供たちと思う存分海遊びを楽しんだ旅でした。本当に、夢のような時間を過ごさせてもらいました。帰り際、島に頭を下げたくなったくらいです。
最後に「ようこそ式根島へ」の写真で終わります。逆やん!
ありがとうございました!