2017年夏の家族旅行で、伊豆諸島の式根島に行きました。
島旅への準備として、株主優待を利用したお得な乗船方法や、自転車やバイクを貨物輸送する方法をまとめました。
東海汽船で行く、伊豆七島への船旅
東京から伊豆七島への船旅には、東海汽船が便利です。
乗船場所は、港区にある「竹芝客船ターミナル」
最寄り駅は、近い順に、ゆりかもめ竹芝駅、JR浜松町、地下鉄大門駅です。
電車から降りて10分ほどで、船の旅がスタートします!
他にも、神奈川県(横浜大さん橋・久里浜)、千葉県(館山)、静岡県(熱海・伊東・稲取・下田)など、各地に東海汽船の乗り場があります。
行き先は伊豆諸島の島々。
大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島です。
大型客船と、高速ジェット船
東海汽船では、大型客船が二隻と、高速ジェット船が四隻運行しています。
大型客船の東京~三宅島~八丈島航路には「橘(たちばな)丸」、東京~大島~神津島航路には「さるびあ丸」が就航しています。
「さるびあ丸」は、夏になると東京湾納涼船に早変わりします!
高速ジェット船「セブンアイランド」は、四艇それぞれにド派手なペインティングがされていて、 ”愛” ”虹” ”友” ”大漁” と名付けられています。デザインは東海汽船の名誉船長、柳原良平さん。サントリーのアンクルトリスが有名な絵描きさんです。
式根島には、大型客船「さるびあ丸」か、高速ジェット船「セブンアイランド」で行けます。
わずか3時間半の高速ジェット船は魅力的ですが、ゆっくり休んで朝一から行動できること、電動自転車を持ち込むことを考慮して、今回もまた大型客船で行くことにしました。
出発は夜11時、翌朝の8時に式根島に到着します。
お客様センターで電話予約
乗船予約は、東海汽船のお客様センター(03-5472-9999)に電話しました。
(0570-005710)でもOKです。
出発の2か月前同日から予約できます。
夏休み期間やゴールデンウィークは混みます。スケジュール決まり次第予約です!
15~20%の割引が効く「ネット予約」もあります。
行きの船室は、二段ベッドの「特二等室」を予約しました。
カーテンで仕切られた、畳半畳ほどの寝床で、横になって休むことができます。
カプセルホテルみたいなプライベートスペース、枕と毛布が付いてますよ。
出発は仕事を終えてからになるので、船中ではしっかり寝ておきたいところ。
帰りの便は「二等和室」にしました。
午前中に島を出発して、夕方に到着するスケジュールだと、たぶん子供達は寝ません。
じっとしてませんから、雑魚寝部屋で十分です。
以前宿泊した「一等」和室の写真です。
テレビがあって和めます。相部屋ですが。
株主優待でチケット割引
東海汽船の株主には、株主優待で年に二回、乗船割引券が送られてきます。
夏に使いたい場合は、前年の12月末に権利確定しておきます。
普段は運賃が35%オフ、夏の繁忙期や週末等には25%オフになるお得なクーポンです。
100株主なら、半期に10枚いただけます。金券ショップ等では、1枚1,000円前後で買えるようです。
片道チケット1枚に対して、乗船割引券が1枚必要になります。
3名分の往復乗船券を購入するとき、割引券は3名×2(往復)=6枚用意しましょう。
窓口でチケットを購入する際に提出します。
料金比較表
ご参考までに、2017年7月の東京~式根島間の大型客船料金と、株主割引料金を比べてみました。
等級 | 二等 | 特二等 | 一等 | 特一等 | 特等 |
大型客船 さるびあ丸 |
和室(雑魚寝)or 椅子席※女性専用室あり | 二段ベッド寝台(カーテン仕切り) | 十名和室(相部屋) | 四名洋室(二段ベッド・相部屋) | 二名洋室(ツインベッド・ベランダ・シャワー室付) |
東京⇔式根島 料金(7月) |
7,180円 | 10,780円 | 14,370円 | 17,240円 | 20,110円 |
株主優待料金 繁忙期・25%OFF |
5,390円 (−1,790円) |
8,090円 (−2,690円) |
10,780円 (−3,590円) |
12,930円 (−4,310円) |
15,080円 (−5,030円) |
※こども(小学生)料金は、大人の半額。乗船料金は、燃料油価格の変動により、都度変わります。
二等で1,790円、特等で5,030円の割引になりますね。株主乗船割引券が1枚1,000円程度で売買されているのも納得!お弁当代が浮きます。
・東海汽船の「繁忙期・通常期カレンダー」
・東海汽船の予約・問い合わせ
電話:お客様センター(03-5472-9999 または 0570-005710)
ネット:インターネット予約
島へ足(自転車・オートバイ)を持ち込む
昨年は125ccのスクーターと、電動自転車を持ち込みましたが…
今年はなんと、バイクの送付手続きを、すっかり忘れてしまってました!
出発3日前に気が付いて、慌てて問い合わせてみたものの、東海貨物の予約は既にいっぱい。
他の貨物輸送会社(伊豆七島海運)にも当たってみましたが、日程的に難しいことが判明。
結局、島で電動自転車を借りることになりました。
次回のために、予約方法をメモっておきます。
車、バイク、自転車など、伊豆七島への貨物輸送について
伊豆七島への貨物輸送は、三社が請け負っています。
①東海汽船
大型客船と高速ジェット船は、それぞれ受け入れ可能な貨物が違います。
・大型客船
受託手荷物として、自転車や、排気量250cc未満(原付含む)の二輪オートバイを運搬できます。輪行袋入り自転車(三辺の和が120cm以下かつ、総重量20kg以下)は無料です。
大きな旅行用荷物で、三辺の和が200cm以下で、総重量が30kg以下のものは、1個あたり500円かかります。
・高速ジェット船
輪行袋入りの自転車のみOK。
ただし三辺の和が200㎝、または総重量30㎏を超えないもの。
三辺の和が120cm以下かつ、総重量20kg以下なら、無料で持ち込めます。
それ以上なら、料金が1,000円かかります。
輪行袋に入らない自転車は、大型客船の受託手荷物に預けることができます。
②神新汽船
自動車を運びたい場合は、静岡県下田市から神新汽船のフェリーが出ています。
③伊豆七島海運
貨物だけを輸送する場合は、伊豆七島海運に頼むことができます。出発数日前に、行先に応じた営業所に、自分で貨物を持ち込みます。支払いは現金精算になります。
事前に問い合わせが必要です。
大島・利島・新島・式根島・神津島行きなら、
辰巳営業所(03-5569-3700)へ。
三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島行きなら、
芝浦営業所(03-3451-8311)へ。
東海汽船(大型客船)の受託手荷物について
・自転車
自転車の輸送は、1台あたり1,500円。
予約不要。当日、手荷物預所に持参して手続きを済ませます。
ただし、5台以上まとめて預け入れる場合は要問い合わせ。
・オートバイ
オートバイ輸送予約は、原則、乗船日の3営業日前に締切られます。
予約はお早めに、東海汽船貨物グループへ。
排気量250cc未満(原付含む)の二輪オートバイに限定。
横浜発着については、50cc未満原付二輪オートバイのみ。
当日のオートバイ預入締切時間は、
・東京発(全区間)は、20:00~21:00まで
・横浜発及び各島発(新島を除く)は、出航50分前まで
・新島は、出航90分前まで
・予約、問い合わせ先
受託手荷物のお問い合わせ&予約は、東海汽船貨物グループ(03-3452-5431)へ。
営業時間は10:00~16:00、土曜・休日・年末年始はお休みです。
輸送料金表(片道)
東京・横浜発 | 自転車 | 50cc未満(原付) | 50cc以上~125cc未満 | 125cc以上~250cc未満 |
大島 | 1,500円 | 2,070円 | 4,140円 | 6,210円 |
利島・新島・ 式根島 |
1,500円 | 2,430円 | 4,850円 | 7,280円 |
神津島・三宅島 | 1,500円 | 2,670円 | 5,340円 | 8,010円 |
御蔵島 | 使用不可 | 3,060円 | 6,120円 | 9,170円 |
八丈島 | 1,500円 | 3,060円 | 6,120円 | 9,170円 |
御蔵島は【自転車利用禁止】です!持ち込んでも乗れません。
それではみなさん、良い旅を!
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