2017年の夏は、伊豆諸島の式根島に、家族でキャンプ旅行に行きました。
船中1泊、キャンプ7泊、民宿1泊の滞在予定です。
夏休みを「大浦キャンプ場」で過ごすのは、今年で3年目。
長女は小学二年生(7歳)、次女は年中(4歳)になりました。
大型客船「さるびあ丸」
式根島には、大型客船「さるびあ丸」で向かいます。
出発は夜11時、浜松町の竹芝桟橋(竹芝ターミナル)から出港になります。
式根島に到着するのは、翌朝8時。
部屋は「特二等室」の二段ベッドを予約しました。遮光カーテンを閉めると、真っ暗になってぐっすり眠れます。一室に一つコンセントがあって、就寝中に充電できて便利です。個室っぽくて和みます。枕と毛布が付いています。
移動中にしっかり眠れると、翌日のキャンプ生活で良いスタートを切れます。暑い中のテント設営とか、子供と海遊びとか、なんせ体力が要りますから!
旅の下準備について
株主乗船割引券を使ったお得なチケット購入方法や、通常運賃との比較。また、自転車やオートバイ、自動車などの貨物を島に持ち込む方法について、別記事にまとめました。
式根島に到着
朝から快晴!
下船後、船着き場のコンテナで、電動自転車をピックアップします。
預けたときにもらった半券と引き換えになります。
その後、私は自転車で一人、大浦キャンプ場へ。
夫と娘たちは、電動自転車をレンタルする「げんべい」さんにピックアップしてもらって、車でキャンプ場へ向かいます。荷物も娘も、全部運んでもらって、とても助かります。電動自転車といえども、港からの急な坂道はきついんですよね。
次女の絶叫を皮切りに、キャンプ生活がスタート
7月中旬、夏休みが始まって間もないキャンプ場は、まだ人も少なく空いています。
野営地は去年と同じ、海沿いにしました。
木陰は無いけど、海風が心地よい場所です。
宅急便で送っておいた荷物を受け取って、テント設営開始です。この日はまあ~暑くて!タープを張って、なんとか日陰っぽい場所を作るまでが大変です。もう熱中症寸前の大汗。がばがば水分をとりながら頑張ります。500mlペットを一瞬で飲み切ってしまうほどの暑さです。
それと共に、
「ぎいやああああああああ!!!!!ひぃいぃぃぃぃぃぃいい!いやああああああああぁぁぁぁ!!」という、次女の叫び声がキャンプ場に響きます。
虫嫌いの次女は、キャンプ初日はもれなくシャウト&号泣で過ごします。アリとか、そういう恐怖レベルの低い虫すらダメ。キャンプ生活が続くと徐々に慣れていくんですが、初日はいつもこんな感じです。
猛暑と次女の絶叫にクラクラしながらも、心を無にして、黙々と住居を整えます。時折浮かぶのは、エアコンの効いた部屋で、冷たいものを食べること。たぶん夫はキンキンに冷えた生ビールでしょう。
次女はテント設営中、ゴザの上で立ったまま動けなくなっていました。
なんとかお家が完成し、島のスーパー「みやとら」のお弁当でお昼にします。
定番ですけど、赤イカやきそばと、島のり弁当です。式根来たーって感じがします。
午後からは、大浦海水浴場で遊びました。
海はキャンプ場から歩いてすぐという絶好のロケーションです。
海水は透明ですごく綺麗。そして魚がウヨウヨいます。足元にベラが沢山寄ってくる!小さな瑠璃色の魚、黒と黄色のシマシマの魚、水族館みたいな式根島の海です。
4歳(年中)の次女は、今年シュノーケリングデビューしました。
初日の夕焼け。
今年も島に来られました。
夕食はきのこパスタ。
食べたら早めに就寝します。
次女は、寒い寒いと言って布団にくるまりながら、大汗かいて寝ています。多分虫ショックで精神的に疲れたんでしょうね。明日にはもう少し落ち着くと思います。
二日目の朝
朝目覚めると、空にはソフトクリームみたいな入道雲がありました。アイス食べたい。
海遊び
夫は早朝、6時半に魚突きに出かけました。
本格的な装備です。
魚突きの道具は、最初は釣具屋にある千円くらいのヤスを使っていました。それが上手く魚に刺さらず、ウロコだけゲットするという悔しい経験をしたようです。それ以来、昔使っていたダイビング道具を引っ張り出して来たり、少しずつ道具を買い揃えたりしながら、本気の漁師スタイルになりました。
ママとお子様チームは、磯を散歩がてら、巻貝を収穫しました。
出汁を味噌汁にした後、貝をほじくって食べました。
2時間後、夫が帰ってきたのが野営地から見えました。
後ろの白い船は、神津島に向かう「さるびあ丸」です。
なんか持ってるぞー!
獲物は30センチほどのブダイでした。やったあ~!
帰ってきた夫と交代で、海遊びに行くママ&子供チーム。
シュノーケリングで遊びつつ、適当に作った仕掛けで水中釣りをしてみました。
岩場に隠れていたブダイが、エサ(アサリ)を食ったのですが、2、3回身をよじったら、糸がプツンと、あっけなく切れてしまいました。ブダイは歯が鋭いんですね、残念!
ブダイで昼ごはん
お昼ご飯は、パパがゲットしたブダイを調理。
身はから揚げに、アラは煮て醤油出汁を作って、ブダイそうめんを頂きました。
大師食堂
午後は、憩いの湯でサッパリしてから、大師食堂で念願のかき氷をいただきました。もちろん夫は生ビールです。幸せ♪
ブルーハワイミルク&レモンミルク。ビッグなかき氷です!
郷土料理「いももち」
島の雑貨屋「みやとら」さんで、草餅を見つけました。
式根島の郷土料理 ”いももち” だそうです。
”いももち” は、式根島で採れた「アメリカ芋」を蒸かして干した ”芋のホシイ” と餅、ヨモギを一緒についた手作りのおもち。
芋のホシイとは、干芋ですよね。
干芋とヨモギを混ぜたお餅で、あんこを包んだ草餅なんですね。
美味しそう!
1個1個が、結構な大きさです。
娘用に2個ゲット~。
今晩の夜釣りのおやつにします。
みやとらテラスで和むネコ。
野伏港で夜釣り
夕方からは、野伏港に夜釣りに出かけました!
次女の竿に、赤イカが来たよ~!
次女やったね!
この嬉しそうな顔といったら!あぁ眼福。
大物です!
その後は、赤イカが来なかったので、竿を魚用の仕掛けに変更して、サバゲット。
大きなサバが3尾釣れました~!
初日の釣りスタートは上々です。
9時過ぎ、子供たちが眠くなったので帰り支度をします。子供が小さいと夜釣りと言ってもこんなもんです。
テントで子供を寝かしつけてから、釣ったサバを処理します。
釣った直後に〆て血抜きしておいたサバを、フィレ状にして塩をしておきます。サバは足が早くて、すぐ悪くなってしまいます。ここまでやっておくと翌日楽だし、安心です。