観音寺の琴弾公園内にある、道の駅ことひきのお隣、総合コミュニティセンターにて「伊吹いりこマルシェ」というイベントがあったので、お散歩がてら娘と行ってきました。
「伊吹」というのは、香川県観音寺市の沖合にある小さな島、伊吹島のことです。
伊吹島の特産品はいりこ(煮干しイワシ)、その品質の高さは有名です。わたしも帰省した際には、乾物屋さんで伊吹産のいりこを必ず買って帰ります。お料理の出汁には欠かせません。パウダー状のいりこもあって、お料理にそのままかけて食べたりします。カルシウムたっぷりで美味しいんですよ。
イベントには、いろいろなコーナーがありました。
・イリコ出汁飲み比べ(水出し・煮出し・はらわたアリ・ナシなど4種類)
・イリコモンスターを探せ!
・洋食焼きの試食
・特産品の販売
わたしが一番楽しみにしていたのは「イリコモンスターを探せ!」でした。
これは、乾燥したイリコ(イワシ)に混じる、他の魚介類を探し出す遊びです。エビ・イカ・タチウオ・アジなんかが入ってるらしく、その奇妙な姿をモンスターと呼んでるみたい。
きっと娘も楽しんでくれるだろうと思っていたのですが…残念ながらダメでした。全く興味なし。イスにすら座ってくれなかった(TT)
仕方なく会場をぷらぷら歩いていたら、「洋食焼き」をいただきました。
洋食焼き?なんじゃそりゃと思いました。初めて聞く食べ物です。
スタッフの方に聞いてみると、伊吹の子どものおやつで、溶いた小麦粉に、天かす・ネギ・いりこ粉をまぶして焼いたものだそうです。しょうゆを付けて食べます。
家に帰って調べてみると「洋食焼き」というのは、戦前に大阪あたりで食されていた、お好み焼きの原型のようなものと分かりました。
(※ウィキペディア>お好み焼きより)
自分も幼い頃、似たようなものを作って食べていた記憶がよみがえりました。ネギ焼きと呼んでたかな。具はたしかネギと鰹節だけ、やっぱりしょうゆを付けて食べてました。焼きたてが美味しい、素朴なおやつです。
開いてみると、直径10センチくらいの小麦粉の上に、小口ネギ、天かす、いりこ粉がかかってました。
たっぷりのイリコ粉に、伊吹らしさを感じた一品でした。
ご馳走様でした!