香川のお餅屋さんが、うどんを作ったらこうなった!
香ばしく焼き上げた、小ぶりな丸もちが2つ、かけうどんにどっぼん♪
パワーみなぎりそうな、力うどんであります。
しかし、このうどんの名称は「アン雑煮うどん」
なんとー、お餅にはあんこが入ってるんですよ!
お餅の中には、魅惑の粒アンがたっぷり♪
ここで一瞬引く方も多いと思います。分かります。私も最初はそうでした。
こういう取り合わせを違和感なく受け入れられるのは、ここの土地柄というか、食習慣があってこそ。
この辺りは、お正月には、お雑煮にアン餅を入れて食べるんですね。ほんとだよ。
ちなみに、お雑煮は白みそ仕立てになってます。
わたしは地元、観音寺市出身なんですが、実家のお雑煮はしょうゆ味のすまし汁でした。具は、鶏肉やダイコンやニンジン、お餅もアン抜きのオーソドックスなお雑煮です。曾おばあちゃんもおばあちゃんも東日本出身だったからです。
だし汁にあん餅が入ってる食べ物をいただいたのは、かなくま餅が初めて!
正直おそるおそる注文したんですが、これが美味しいんですよね~!
お餅は、うどんの出汁に合うように研究されていて、伸びが良いのに溶けにくくて、出汁を濁しません。あんこの甘みもほどよくて、出汁と一緒にいただいても違和感が無いんです。さすがー ”餅は餅屋” ですね。
おいしいうどん+おいしいお餅=おいしいアン雑煮うどん
という感じ。美味しいものと美味しいものを足して食べても美味しかった!
うどん・だし・もち・あんこが、それぞれ主張しすぎず、絶妙にマッチしています。
不思議と「別々に食べたい」とは思えないうどんでした。
どうしてもあんこがダメって方は、アン抜きの雑煮うどんもありますよ。
アン入りは470円、アン抜きは410円です。
11月から4月までは、季節限定で「白味噌雑煮うどん」が販売されるそうです。
これはまさに郷土の味。未だに、白みそあん餅雑煮を食べたことがない私も、行っとくべきかな~。
こちらは「冷やしうどん」230円です。
夫とうどん屋巡りをするとき、はじめてのうどん屋さんに行ったときには、温かいのと冷たいのを両方頼むことが多いです。
締めた麺と、温かい出汁に浸かった麺では、同じ麺でも味わいが全然違いますからね~。
冷やし麺も、しっかり歯ごたえがあって、おいしかったみたいです~。
観音寺市の財田川沿いにある、本場かなくま餅「福田」さんでした。