早朝なめろう教室 by 漁師さん
朝早く、子供と散歩をしていたら、昨日の漁師さんが声をかけてくれました。
今日は、とれとれのタカベを使って、お料理を教えてくれるそうです!
作るのは「なめろう」
青魚の身を味噌と一緒にたたいた郷土料理です。
なめろうといえば千葉が有名ですが、式根のなめろうは独特です。
味付けの味噌の他に、タマネギと島唐辛子を入れる ”ピリ辛なめろう” なんです。
小さなペティナイフを使って、タカベを三枚おろしにしていく漁師さん。
頭を落として、背びれ側と、腹側の両方から包丁で切れ目を入れてから、尻尾から頭側に向かって、中骨に沿って一気に身をそぎ落とすスタイル。さすがに素早い。
私も同じ方法でトライしてみます。
下手なので、骨に身が残ります。もったいないので、こそげとります。
美しく下ろせなくても、たたいてしまうので、まあ大丈夫っちゃあ大丈夫。
腹の骨をそぎ取って、皮をはいだタカベを包丁でたたき、タマネギと島の青唐辛子のみじん切りを加えます。具材も一緒にたたき合わせます。身がハンバーグ状になって、粘り気が出てきたら完成です!
式根風ピリ辛なめろうの完成!子供用に唐辛子抜きバージョンも作りました。
新鮮なタカベのなめろう、美味しくないわけがないじゃないですか!
もう最高です。
漁師さんは、なめろうの作り方を教えた後、お礼を言う間もなく居なくなってしまいました。天使か!
なめろうの作り方は、割と簡単でした。手早く作れて美味しいです。今度家でも作ってみるつもりです。
包丁のこと
漁師さんは、私の包丁を使ってみて「切れねえな!」と、即却下しました。
マイ包丁は、自宅でも使っている両刃ステンレスの万能包丁です。一応家を出る前に、ニトリの二段式シャープナーで研いできたんですけどね。
その後、釣り師匠に「やっぱり魚料理には出刃包丁が必要でしょうか」と相談したら、
「あったりまえだろ!ホームセンターで千円くらいで売ってるから、買ってこい!アジ用の小っちゃいのが良いから!」とのこと。
さらに、シャープナーで研いだのに切れなかったことをグチると「あんなんじゃ~ダメだよ~!」と言われてしまいました。
確かに、以前プロに研いでもらった包丁は、驚くほどの切れ味でした。素材がスパスパ切れて、断面も美しいもんだから、自分が料理上手になったような気がしたくらいです。良い包丁を、メンテも含めて使いこなせるようになりたいです。
今朝、パパの魚突きは収穫ゼロでした。
「タカベのなめろう」があって良かったです(切実)。
この後、ママ&キッズチームは、シュノーケルで遊びました。
ほぼ毎日、大浦海岸で海遊びをしています。だんだん子供たちが黒くなってきましたよ。
ラッシュガードしてても日焼けしますね。まあ痛くならなければ良しとします。
明日葉ラーメン(袋めん)
お昼ご飯は、明日葉ラーメンです。
キャンプ場に自生している明日葉の新芽を摘んで、袋ラーメンに入れたものです。
午後からは温泉に行きます!
式根島の温泉めぐり
大浦キャンプ場から見て、ちょうど島の反対側あたり。式根港の近くには、完全オープンエアーの露天温泉があります。水着着用なので、海水浴帰りに立ち寄る方も多いです。
松ケ下 雅湯(まつがした みやびゆ)
入口から一番近いのが、松ケ下雅湯です。
いきなりの絶景!
ゴツゴツした岩から生えるカッコイイ松の木、遠くに見える山、深いブルーの海と真っ白な波しぶき、青い空!手前にはお花畑もあったりして、それはもう完成した一枚の絵のような風景です。
左の木枠は、足湯です。
水着を着ていない方でも、座って足湯を楽しめるようになっています。
温泉の熱い湯と、ポンプでくみ上げた冷たい海水を混ぜて、適温にしているようです。
泉質は「硫化鉄泉」。温泉に含まれる鉄分で、周囲が赤茶色に色づいています。
足湯のあった温泉は熱々でした。
その隣の温泉は、子供でも入れるぬるめの湯。遠くには、式根港の白灯台が見えます。
一番奥の湯舟は、遠くまで見渡せる景色が最高!
少し熱めの湯ですが、出た後の爽快感が素晴らしかったです。
水シャワーやトイレなどの設備
雅湯と足付温泉の間あたりに、水シャワーやトイレ、着替えができる設備があります。新しく綺麗な建物でした。
足付温泉(あしつきおんせん)
雅湯から少し歩くと「足付温泉」があります。
こちらの泉質は、赤く濁った「硫化鉄泉」とは違って、無色透明の「炭酸泉」です。すごく不思議なんですが、島でここだけ「炭酸泉」が湧くんだそうです。
浅くてぬるめ、子供も入りやすい温泉でした。
さらに奥地へ
さらに奥地へ進みます。
海岸沿いに小道が続いています。
紫っぽい薄ピンクのマメ科の花が咲いていました。
熱帯から亜熱帯の海岸に生育する、ハマナタマメ(浜鉈豆)です。
熟したマメには毒があり食べられません。薬用に使われることがあるそうです。
波打ち際の近く、岩が茶色く色づいている辺りに、秘湯っぽい温泉があります。
岩場の温泉
狭いですが、深さもあって心地の良い温泉です。
すぐ近くまで海水が来ています。潮の満ち引きで温度がかなり変わりそう。
その時は、ちょうど温水プール程度の温度で、子供達にはちょうど良かったです。
無駄に長居したくなる居心地の良さ。
ここは一人で来て、じっくり静かにお湯につかって、海のリズムと一体化すると良いかもしれません。タラソテラピーというんでしょうか、海に癒される感がすごくあります。
これだけの素晴らしい温泉と設備を綺麗に保ち、旅人にも無料で開放してくださっている式根島の方々に感謝です!
天草(テングサ)の乾燥
式根港の近くで、天草が干してありました。
テングサは、式根島の名産品。
トコロテンや寒天の材料になる海藻です。
海の中では赤いテングサも、洗って天日干しを繰り返すことで、だんだん白くなっていくそうです。
みやとらの「たたき丸」
夜釣り用のお弁当を買いに、みやとらにやってきました。
そこで「たたき丸」はっけーん!
たたき丸は、みやとら人気のスナック。
ハム&チーズ、明日葉佃煮、くさや等の具を混ぜたご飯を、魚のすり身で包んで、ボール状に丸めて揚げたものです。
ハム・チーズは、子供たちの大好きなおやつです。
みやとらテラスでいただきました。
野伏港で夜釣り(二回目)
さて二回目の夜釣りです。
赤イカ狙いで釣り糸を垂れますが、なかなか釣れません。
仕掛けはエサ巻きエギに、ケミホタルを付けたウキ釣りです。
どうやら、赤イカには波があるらしく、釣れる時間帯にならないと、全くかからないみたいです。夕暮れから朝にかけて、何度か波があるみたいですね。
昨年は、ものすごく釣れていた赤イカ。
上手い方は一晩に100杯とか上げていたみたいなんですが、どうやら今年から黒潮の流れが変わった影響で、赤イカの産卵場所も変わってしまったようです。式根島では数が釣れなくなっていました。
イカが来ないので、サバ釣りに切り替えることにしました。
カゴサビキ&アサリでばんばん釣れます。
お姉ちゃんが疲れて、自転車の荷台で寝落ちしてしまいました。
おうちに帰りましょう~。
今日の釣果はサバ6尾です。
釣り魚の処理&親子ネコ
その日のうちにサバを処理して、塩漬けフィレ状態にしておきます。
チビ親子が、お魚狙いでやってきました。
サバのアラをあげました。
この二匹が、漁師さんに可愛がられているネコちゃんです。