鉱物・石拾い

伊豆の菖蒲沢海岸へ、子どもと石拾いに行く ~はじめての鉱物採集~

投稿日:2019年4月26日 更新日:

伊豆半島の河津町にある「菖蒲沢(しょうぶざわ)海岸」に遊びに行ってきました。
目的は石拾い!子どもたちと一緒に、鉱石ハンティングを楽しみます。

石拾いのメッカ・伊豆の菖蒲沢海岸

静岡県河津町にある「菖蒲沢海岸」

静岡県河津町にある「菖蒲沢海岸」

菖蒲沢海岸は、水晶やメノウ、自然金等が採取できることで知られています。
鉱物ガイドや石関係の本によく掲載されており、鉱物ファンには有名な場所です。

海側から見た菖蒲沢海岸

海側から見た菖蒲沢海岸

家族で出かける、はじめての鉱物採集の旅です。

事前に「鉱物ウォーキングガイド・関東甲信越版」を読んで、予習しましたよ。鉱物採取・石拾いブログもたくさん読ませていただきました。家族一同ものすごく盛り上がってます!

設備(駐車場とトイレ)

菖蒲沢海岸の駐車場

菖蒲沢海岸の駐車場

道路から海岸まで降りてくると、広々とした駐車場があります。

左手にある白い建物はダイビングショップ。
駐車料金はここで支払います。

駐車料金の領収証

駐車料金の領収証

駐車料金は1,000円です。
当日の出入りは自由です。お昼ご飯を食べに行ったりできますね。

菖蒲沢海岸トイレ

菖蒲沢海岸トイレ

駐車場の片隅には、新しくて清潔なトイレがあります。

海の近くにトイレがあると助かります。子連れだと特に!
設備がきちんとしてると、安心して遊べます。

駐車場から見る菖蒲沢

駐車場から見る菖蒲沢

海に向かって、右側が小石の浜辺です。
長靴に履き替えて、さあ!行くぞ~!

集塊岩(しゅうかいがん)の岸壁

海岸の手前にある、ゴツゴツした岩肌

海岸の手前にある、ゴツゴツした岩肌

ビーチに降りる前に、岸壁をチェックします。
黒っぽいゴツゴツした岩肌には、白やオレンジ、グレーや赤茶など、いろんな色の石が混じっています。

河津浜の崖は、熔岩の破片や火山灰など、多種類の岩石を含む「集塊岩(しゅうかいがん)」です。

さまざまな石が混じる

さまざまな石が混じる

溶岩の隙間に流し込まれたような、真っ白い石が見られます。

白い脈や塊のうち『緻密で硬いものは玉髄質(ぎょくずいしつ)の石英、少し柔らかく劈開(へきかい)が一方向だけなのが魚眼石(ぎょがんせき)、さらに軟らかく劈開が3方向あるのが方解石(ほうかいせき)』とガイドにあります。

劈開(へきかい)とは、結晶や岩石の割れ方がある特定方向へ割れやすいという性質のこと。
※へき開(Wikipedia)

岩の隙間の白い石

岩の隙間の白い石

この白い脈は何でしょう?硬そうなので「玉髄質の石英」でしょうか。

粉砂糖でアイシングしたみたいな石

粉砂糖でアイシングしたみたいな石

粉砂糖でアイシングしたみたいに、岩がコーティングされている所もありました。

透明感のある結晶

透明感のある結晶

中には透明感のある結晶も見られます。きれい!
方解石か魚眼石?分かりません。

ビーチで石拾い

菖蒲沢海岸で石拾い

菖蒲沢海岸で石拾い

菖蒲沢海岸に降り立ちました!
大小の石が転がる砂利浜です。

さほど広くはなく、子どもとお散歩するのにちょうど良い感じ。
大きな石がゴロゴロしていて、多少歩きにくさはありますが、安全にビーチコーミングが楽しめそうです、。

ゴミはほとんど無いし、水も澄んでいてキレイ。真ん中あたりに小さな磯があるので、石拾いに飽きたら磯遊びもできます。小さな生き物たち、エビやカニ、巻き貝など見つかります。

菖蒲沢海岸の石ころ

菖蒲沢海岸の石ころ

有名なだけあって、その日もハンマーを手にした鉱物ハンターさん達が数人いらっしゃってます。
カンカン叩く音が聞こえると、何か出たかな?ってすごく気になります。

石英(せきえい)

白い石英

白い石英

ふと周りを見渡すと、白い石が目立ちます。石英ですね。
そこいら辺の白い石を、ささっと集めてみました。

石英は沢山ある

石英は沢山ある

大小いろいろ。石英なら、いくらでも見つかります。

オレンジや黒が混じる石英

オレンジや黒が混じる石英

オレンジや黄色、黒が混じった石英です。

黒い晶洞

黒い晶洞

黒い部分は空洞でした。
小さな水晶が育つ「晶洞」になっています。

小さな水晶が見える

小さな水晶が見える

他にも、あちこちに晶洞が見られます。
穴の中には、小さな小さな、粒々水晶がびっしり!

石の断面に、微細な水晶がびっしり!

石の断面に、微細な水晶がびっしり!

石の割れ目が全部、微細な結晶で埋め尽くされています。
すごいですね、こんな石が普通にゴロゴロしてるなんて!

ぬめっとした石

ぬめっとした石

ぬめっとした質感の石を発見。

先ほどの石英とは違って、少し透明感があります。
瑪瑙(メノウ)質の石英でしょうか。

黒や茶色の層が、縞模様になっています。白い部分にもうっすら見られます。

豚肉の脂身みたいな石

豚肉の脂身みたいな石

これ!豚肉の脂身そっくり!
表皮のぷくぷくした所とかリアル!

ぬめぬめポコポコした表面

ぬめぬめポコポコした表面

近づいて見ると、この表面は、玉髄に似てますね。
かなり摩耗しちゃってますけど。

ジャスパー

レッドジャスパー?

レッドジャスパー?

赤い石も結構見つかります。渋い赤、いい色!
レッドジャスパーのようです。

黒い火山岩

真っ黒い火山岩もあります

真っ黒い火山岩もあります

白い石ばかりじゃなく、真っ黒な火成岩もあります。

自然金はいずこ?銀黒探し

ガイドブックによると、

” 白い石の黒い筋の中やその近傍にある、やや白っぽい金色の粒 ” が金。

大きくても3ミリ程度の粒だそうです。

金の粒が白っぽい理由は、6:4の割合で、金と銀が混じっているため。
この地域で採れる自然金は、おおよそ、その割合になります。

石英に入っている黒いライン部分に、自然金が含まれている可能性が高いんですね。

黒い筋は、一般的に銀の含有量が高いことから「銀黒」と呼ばれています。
まずは「銀黒」を探してみます!

上部に黒い筋がある石英

上部に黒い筋がある石英

上部に黒い層がありますが、光るものはなし。
とても硬くて割ることはできません。

これは銀黒?

これは銀黒?

黒…というか、茶色っぽい層。金の粒は見えませんね。
ルーペがあると見えたりするのかな?

割ってはみたが何もない

割ってはみたが何もない

全体的に黒みがかった石英は、比較的柔らかく、簡単に割れました。
残念ながら、キラキラした粒はありません。

黒い筋がありますけど、とてもじゃないけど割れない

黒い筋がありますけど、とてもじゃないけど割れない

黒い筋があっても、とてもじゃないけど割れません!硬くて無理!

もう自然金はギブアップ!

結局、自然金を発見することはできませんでした。

宿に持ち帰った石

宿に持ち帰った石

宿に持ち帰った石

いっぱい拾ったー!楽しかった!

小さなシーグラス可愛い

小さなシーグラス可愛い

小さなビーチグラスも数点。
ミニサイズ可愛いですね。アクセサリーとかに使えそう。

小さい石は100均ケースにセット

小さい石は100均ケースにセット

小さめの石は、とりあえず100均のケースにセットしました。
後で、家帰ってゆっくり見ます。

ダイソーのセクションケース150円

ダイソーのセクションケース150円

行きにダイソーで買った「セクションケース」が役立ちました。150円。

大きいものは新聞紙に包んで持ち帰ります

大きいものは新聞紙に包んで持ち帰ります

大きな石は、新聞紙に包んで持って帰りますね。

叩きまくってトンカチ壊した

叩きまくってトンカチ壊した

今日は自然金を求めて、やたらめったら石英を叩きすぎて、トンカチを1個破壊しました。
石英硬いよ…。

感想

はじめての鉱物探しは、お天気にも恵まれ、とても楽しかったです!
自然金を手にすることはできませんでしたが、他にも素敵な石との出会いがあり満足です。

娘たちの反応ですが、小学3年生の長女はすごく楽しんでいました。
もともと理科が好きで、鉱物にも興味津々。石拾いの他にも、磯遊びができたので退屈することは無かったようです。むしろ時間が足りない風。

幼稚園年長の次女は、体調不良もあってか、早々に疲れてしまい、木陰で休んでいる時間の方が長かったです。砂利浜の歩きにくさと、思いのほか日差しが強かったことで、石拾い作業が苦痛になってしまったようでした。

飲み物やお菓子など用意して、もっとピクニック感を出せば良かったな~と思います。最後は、退屈しのぎにスマホを渡してしまいました。こんなところでYouTube 笑

娘たちを見ていると、宝石掘りや化石探しにワクワクしていた幼い頃の自分を思い出します。当時、そういった遊びはできませんでした。今、子どもと一緒に、小さい頃の夢を叶えてます。連れてきてくれた夫にも感謝!

これを機に、娘たちが自然科学に興味を持ってくれたら嬉しいです。自然はいつでも何処にでもあるから、趣味にすれば、単純に人生の楽しみが増えるんじゃないかなと思うからです。そして年齢関係なく、いつまでも一緒に遊べますよね!

また今度、違う場所で石拾いを楽しみたいです。

菖蒲沢海岸で拾った石ころ紹介

家に帰ってから、拾った石ころを観察した記事です。

参考にした鉱物ガイドブック

採集に持参した「鉱物ガイドブック」

採集に持参した「鉱物ガイドブック」

鉱物採集には、2冊のガイドブックを持参しました。

「鉱物ウォーキングガイド・関東甲信越版」と「趣味の鉱石トレジャーハンター」です。

採集場所への行き方、地図などの周辺情報や、分かりやすい鉱物の写真や説明等、旅の参考にさせていただきました。

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