2015年の夏、5歳と2歳の娘を連れて、式根島にキャンプに行ってきました。
去年の南房総・大房岬(たいぶさみさき)以来一年ぶり、二度目の子連れキャンプになります。
式根島を選んだ理由
今回出かけたのは、伊豆七島の式根島。
式根島を選んだ理由は二つあって、一つは予約が要らないキャンプ場だったこと。
もう一つは、子連れで海遊びをするのにぴったりな、小ぢんまりした素敵な島だからです。
実は、夏休みは香川の実家に帰省する予定だったんですが、私の入院で夫の休暇が吹っ飛んで、計画はお流れに。その後短期でキャンプに行こうとしたら、予約制のキャンプ場はすでに埋まってしまっていました。夏休みのレジャー計画に、完全に乗り遅れてしまいました。
そのとき式根島を思い出しました。式根島は10数年前に一度訪れたことがあります。小ぢんまりとした穏やかな島で、小さいながらも、温泉、釣り、海水浴、魚突きなど、いろんな遊びが楽しめます。島独特ののんびり感に惹かれて、また行きたいなあと思っていました。
キャンプ場は大浦海岸という小さなビーチの側にあります。磯もあり、海遊びには絶好のロケーション。キャンプ場から見える夕日も印象的でした。居心地が良く、長期にわたり滞在する方や、リピーターも多いです。ここなら予約は要りません。無料で利用できる施設です。
でも悩みました。大人だけのキャンプと、子連れキャンプとでは、準備から何から全然違います。キャンプ道具一式抱えて、やんちゃ娘達と一緒に、電車と船で移動するのは大変です。もう考えただけでしんどくなるレベル。
その辺は、島で電動自転車を借りたり、宅急便を利用したりすることで、移動の負担を減らすことにしました。まあ頑張ればなんとかなるでしょう~。子供たちには、キャンプ生活と海遊びを楽しんでほしいな。
東海汽船、夜行客船の旅
なんとか船の予約も取れて、式根島への船旅に出発!
写真は特二等船室の二段ベッドです。
畳半畳ほどのスペースに、絨毯が敷いてあります。毛布付きです。
寝床は硬いですが、遮光カーテンで光を完全に遮ってくれるので、まあまあ眠れます。
一床にひとつ、コンセントも付いています。
キャンプ前に、携帯を充電しておかなきゃね。
プライベートスペースがあると、やっぱり安心できますね。
子供達もぐっすり眠れた様子。
そういや、この夜はじめて二歳の次女に「私はここで寝るから、お母さんはあっちに行って!」と言われてしまいました。地味にショックでした。
東海汽船の「式根島行き大型客船」は、東京を夜出発して、
朝方に、大島 → 利島 → 新島 → 式根島 → 神津島の順に泊まります。
新島までに、ほとんどのお客さんは降りてしまいました。
新島を出たら、黒い制服のスタッフが部屋を片づけはじめます。
新島港です。外に出てみました。
海が青い!!!
かなり深いのに、海底の様子が見えるんです。
子供達も「お魚見える!」と感動していました。(たぶん岩)
到着からテント設営まで
式根島に到着したら、あらかじめ予約しておいたレンタル自転車屋「げんべい」さんが、車で迎えに来てくれていました。大荷物を積み込んで、まずはキャンプ場へ向かいます。一旦キャンプ場に荷物を下ろして、テント設営場所を確保してから、再度迎えに来てもらいました。これは涙が出るほど有難いサービスでした。
レンタル自転車屋さんで、チャイルドシート付電動自転車を二台借ります。
1台1日2,000円、子供用のヘルメットも付けてくれました。
滞在中、3日間通してお借りする予定です。
目の前のスーパー「おくやま商店」で食材、「みやとら」でお弁当を買ってから、キャンプ場に戻ります。
坂道もスーイスイ、電動自転車のサイクリング最高です!
テントは二張り。
二人用の軽量テントと簡易ポップアップテントで、家族四人が寝ます。
天井には、日除けのタープを張りました。
お昼の「島海苔弁当」です。
ご飯に生海苔の佃煮が敷いてあって、明日葉の天ぷらがのってます。
ご当地食材が入った、魅力的なお弁当です。
次女もしっかり腹ごしらえ。
アリやアブが怖くて、怯えながら食べています。
このキャンプで、虫嫌いを克服してくれると良いのですが。
大浦海岸で海水浴
午後はさっそく大浦海岸で海水浴です。
水がクリアできれい!
水深1メートルも無いような場所でも、お魚がいっぱいいます。
シュノーケリングが楽しいです。
足元にはベラの大群が寄ってきて、親子ともども大興奮!
パラダイスで一休み
海から上がって、自転車で釣具屋さんに向かう途中、次女が眠ってしまいました。
無理もありません、疲れたよね。
疲れたのは次女だけではありません。
釣具屋さんで冷凍サビキを買ってから、お隣の喫茶店「パラダイス」で休憩することにしました。
長女はアイスクリームをぺろり。
私はミルク宇治金時、夫はビール(おつまみ付)を注文して、至福のときを過ごしました。
エアコンが効いていて、キャンプ客にとってはオアシスのような処です。
野伏港でサビキ釣り
夕方からは、野伏港に釣りに出かけました。
大型客船が到着した、新島との境に位置する港です。
サビキ釣りの釣果は、長女が毒ふぐ1匹とムロアジ(地元の方はアオと呼んでいた)を数匹、夫もムロアジを数匹釣り上げました。私は屈辱のボーズです…。
堤防は、釣り客で賑わっていました。
長女に釣りを教えてくださったり、次女と遊んでくれたり、皆さんとてもフレンドリーで優しかったです。ありがとうございました。
7時ぐらいまで頑張っておかずを調達して、キャンプ場に着いたらもう真っ暗!
それから慌ただしく食事を作って食べさせて、寝かしつけた頃にはもうヘトヘトです。
盛りだくさんの初日でした。ちょっと遊びすぎたかな。
キャンプ二日目
二日目の朝、ハンモックで和む長女と、ご機嫌な次女です。
近くに広いスペースが空いて、お引越しを済ませたところです。
場所を移動して、ゆったりとテントを張れるようになりました。
風通しも断然良くて快適です。良かった。
早朝から魚突きに行っていた夫は、再度のテント設営で朝からクタクタです。
芋焼酎「しきね」です。
夫のガソリンです。
海遊び
二日目も大浦海岸で海遊びをしました。
長女はスノーケリングにはまっています。
まだ泳げないのに、腕浮き輪を付けて、ずっと海の中を観察していますよ。
泳ぎ方を見ていると、犬かきみたいな動きで疲れそう。
近いうちに、きちんと水泳を教えないといけませんね。
次女は浮き輪でぷ~かぷか。
私が貝を拾ってくると喜びます。
大浦海岸です。
キャンプ場から降りるとすぐに海なのです。
大浦海岸の磯にある、象さん岩です。
横向きのゾウに見えますか?
水を飲む馬という説もあります。